BUILDING K![]() photographed by koichi torimura 用途 : 共同住宅・店舗(S造6階建) | 面積 : 約1,388sqm(容積対象面積) | 竣工 : 2008.6 | 施工 : 丸善建設工業 | 所在地 : 東京都杉並区 共同設計:大野博史(オーノJAPAN) | 構造 : 大野博史(オーノJAPAN) | 設備 : 環境エンジニアリング 掲載:『新建築』2008年8月号、『JA』70号ほか 東京近郊の駅前に建設された、共同住宅と店舗からなる複合ビルである。ヒューマンスケールの街並に400坪というボリュームをどのようになじませるか、ワンルームマンションというライフスタイルにどのような空間を用意できるか、という課題に対してここでは、ガラスの基壇の上にタワーが並んだようなビルを提案した。通常、都市型のビルの屋上や外構は設備機器や配管で覆われがちであるが、ここでは5カ所の設備スペースに全ての機器や配管類を収めることで、屋上や外構が生活のための場として取り戻されている。 このプロジェクトでは、長期的にみて最も痛みやすい設備類を建築スキームの中心に据えることで、建物の持続可能性を高めようとした。集合住宅には空調室外機、ガス給湯器、給排水管、ケーブル類、給排気口など大量の設備類が現れるが、ここでは、4本のコアに集約するかたちで、ごく単純に確保されている。余裕を持って確保された設備スペースにそれらが集約されることで、外観には設備機器が一切現れず、メンテナンス、交換が容易な設備計画となっている。 構造上の特徴は、プログラム上分節される5階床を大きな梁で組んだメガフロアとし、2,3,4階の床をそこから吊り下げるメガストラクチャーを採用していることである。それによって1階テナントスペースから柱をなくし、2-4階の柱を吊り材として65mm角に抑え、120mm程度の乾式の壁の内部に収めてしまうことで、インテリアに柱型の出て来ない構造計画となっている。 このような意匠と構造、設備等のエンジニアリングが有機的に融合した全体の構成は、設計プロセスの初期から構造家、設備家と綿密に協導する体制を組むことで実現している。 ![]() 街と連続した最上階 ![]() 屋上の空中路地。誰でもアクセスすることができるコミュニケーションのスペース ![]() メガストラクチャーにより大きなスパンを実現した1階テナントスペース ![]() ![]() ![]() ![]() 貸室内部。5階貸室の天井高はH=2100から4200まで、様々なヴァリエーションを持つ ![]() ![]() ![]() 設備機器、配管類の集約したメガストラクチャーの内部。足場を設置せずにメンテナンスが可能。 室外機からの温風は建築側に逃がして上昇気流を作り、外部へ逃がす。PS全体が開放型のダクトとして機能する ![]() ![]() 共用部。ヴォリュームのずれを利用した自転車置き場とゴムチップを敷いた内部廊下 photographed by koichi torimura construction process design process ![]() 1. ボリューム・スタディ(検索過程) ![]() 2. 上部のプログラムが共同住宅に変更となる(検索課程) ![]() 3. 設備計画に連動し、垂直性が強調されていく。同時に構造計画の集約化を検討(検索過程) ![]() 4. 近隣対策による階数調整等を経て最終形に至る(比較過程) data for printing 印刷のためのデータ BUILDING K[PDF] close all images and materials posted on this site are copyrighted by ryuji fujimura architects |